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「へーそうなんだ。プロだねー」 「茶化さないで。私は経理課のみんなを守りたいの!!」 いつもと違い熱くなっている 「それ瑠香らしくない」 「意味がわからないけど」 「瑠香の立場は会社を守る為に爺のスパイをやっているんじゃなかったかな?」 「そうだけど。でもね、会社の為に真面目に仕事をしている人は大切にしたいの」 「ふーん、そうなんだ」 もしかして蓮也はこんな事を言う私に呆れている?そうであれば仕方ないけど 「あのさ調べてくれない。今日の飲み代は誰が出したのかを」 「そんな事必要?万が一経費で落としていれば俺に火の粉が飛んで来ることだってあるんだけど」 この場に及んで自分が可愛い?こんな経営者の下では働きたくない 「あのね、そんな態度を取るのならお爺様に言いつけるわよ」 「それする?止めておいたほうがいいと思うけど」 「わかっているなら調べてよね!」
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