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最寄り駅で降ろしてもらった私は自宅に戻る。せっかくの有給、自分の為に何かやらなければ勿体ない!とは思ったけど、自宅に戻ってすぐしたことは母に電話。今日のお爺様の行動の報告と今後の事の相談 母にお爺様のせいで自分はすごく困っていることをアピールしようと思っていたのだけど抜かりの無いお爺様。この事は両親にも相談しての行動だったと。驚きを隠せないほど動揺 「心配じゃないの?従兄弟同士の結婚なんて」 「その考えは古すぎ。お父さんはすごく喜んでいたのよ。だから結婚式の援助を申し出てくれて・・・」 えっ、そうなんだ。母に言わないで直で言ってほしかった。そうすればこんなに不安にならなかったのに 「そうなんだ。でも私はまだ結婚なんかしたくない」 「そう言うと思った。結婚てねご縁なのよ。だからこの年齢でのタイミングを大切にしなきゃ」 「わかっているわよ。このまま結婚しなければ孤独死してもおかしくないことだって」 「わかっているのなら、よく考えなさい。いつまでも両親が健在なんてありえないから」
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