二者択一

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二者択一

「すいません‥‥‥…ちょっとした冗談のつもりで女装した写真でミスコンに応募しちゃって・・・・・すいません」 「そうですか?女装趣味ではないと・・・・・ゲイでもないと・・・・・」 「違います俺はノーマルです・・・・・・すいません」 「そうですか・・・・・・困りましたね、コンテストは不参加ですか?」 「はいそれでお願いします」 「それには条件があります・・・・・・」 「条件?」 「そうです・・・・・大会不参加で処理する為の条件です・・・・・・それが嫌だったら女装してコンテストに出ていただきます」 「条件ってなんでしょうか?」 「僕と付き合っていただきます」 「付き合うって・・・・・・どうゆう付き合いで?」 「もちろん恋人としてですが・・・・・嫌ですか?」 「恋人って・・・・・・俺男ですよ・・・・・しかもゲイでもなくノーマルって・・・」 「そこは気にしなくていいですよ・・・・・僕もノーマルですから」 「だったら・・・・・なんで・・・・・」 「ぶつかった時君の顔が頭から消えないからです・・・・・・消えないって事はどうゆう事なのか分からないので付き合ってみようかと・・・・・・いかがですか?」 「いかがですかって‥‥俺‥‥…男の相手したことないですけど・・・・・」 「僕だってありませんよ、でも試してみてもいいかなとは思ってます」 「いや・・・・・無理です」 「いやも応もありません、あなたには二択しか選択の余地はないんですよ・・・・・女装してコンテストに出るか僕と付き合うか」 「・・・・・・・・どっちかですか?」 女装してコンテストに出る事は出来ない、だとすれば俺に残された選択は・・・・・ 「わかりました・・・・・付き合います」 「それが賢明だと思います、それでは早速ですが明日僕のマンションへ来てください   住所は後でメールします・・・・それじゃ帰っていいですよ」 「・・・・・失礼します」 選択の余地はないとか言われた・・・・・だか本当にそうだったのだろうか? 罠にはまったような気分だった。
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