11話ギルド追放

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11話ギルド追放

「エンリ=ヒョウガ。お前をギルドから追放する!」 ...えっ?今なんと? 「えー、私が何かしましたか?」 依頼掲示板(クエストボード)を見て依頼(クエスト)を漁っているとおじさんがきて「お前がエンリ=ヒョウガか?」と訊かれたので「はい、私です。」と答えるとさっきの言葉を言われた。 「とにかく出てけー!」 理不尽すぎる! 「理由お願いします。」 しかし無視された。そしてそのまま追い出された。宿もいつのまにか引き払われていた。 * * * * * * * * * ー魔狼がよく出没する森の近くー しばらく歩いていると終始無言だった朔が 「ねえ、エンリ。」 話しかけてきた。何?どうした?なんか声が怖いのだが? 「やっぱりあいつら始末してきていい?」 「はい?」 朔の口から出てきた言葉に聞こえなくて思わず聞き返す。それほど言動が過激で物騒だった。 「だって!あいつら腐ってるもん。普通理由もなく追い出す?おかしいでしょ!それにエンリもなんか言えよ!被害者は完全にエンリなんだから言う権利はエンリにはある!訴えろ!訴訟しろ!」 案外朔って感情的になるんだね。けどさ 「朔、さすがに殺しはダメ。というより私が人殺されるのを見たくない。」 なんか拒絶反応出る。 「じゃあ半殺し。」 お願いだからやめてください。
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