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9話師匠
「本当にエンリの師匠何者なの?」
さあ?考えたことなかった。
「考えたことないって...。」
「あっそういえば、私以外にも弟子が3人いるって言ってた。私は4番弟子らしいけど。それにいつも師匠の隣に藻さんいたな。」
あと藻さんの料理美味しかったなあー。
「今度会うとき紹介してほしい。本当に。聞きたい事が100個ぐらいある。まず藻さんって誰?」
朔がなんか食いつきすごい。というか流石に100個は聞きすぎでしょ。
「狐だよ。」
「エンリって狐好きなの?答えが狐で返って来てる気がするんだけど。」
「私が好きなのは狐より狼だけど?」
「...えっ?そういうつもりで聞いた訳じゃ...。」
なんかごめん。
「エンリ、思うんだけどエンリってなんか一部の一般常識が分かってないところがある気がする。」
そう?
「だって流石にマジックバッグの価値は5歳の子供でも分かるよ。」
えっ、本気で?
「じゃあ、逆に聞くけどなんで朔いろんなこと知ってるの?」
「地元で本読みまくったからかな。それに...」
「それに?」
「いや、なんでもない。」
普通に気になるとこで止めないで
「本当に言えない。」
気になる
「それよりエンリ、エンリの師匠ってエンリから見たらどんな人なの?」
路線元に戻してきた
「んー、教え方がスパルタ、酒にめっちゃ強い、怒らせたらめっちゃ怖い、世界滅ぶ、なんかいろんな人と人脈が繋がっている、姉妹がいる、たぶんこの世界で最強、孫いる、いろいろな世界を旅しte...」
「ストップ、エンリ。なんかいろいろと愚痴とわりと物騒なワードが聞こえたんだけど。」
「事実らしいよ。世界滅ぼしかけたの。」
「...」
おーい、朔
「はっ!今一瞬驚きすぎて意識飛んでた。いやいや、何があったらそうなるの?おかしいでしょ。本当に。エンリもなんかおかしいとこあるけどエンリの師匠もおかしいって。」
そうかな?
「そうかな?じゃない。100人中99人は思うよ。」
なんか朔、私をボケ役担当って思ってない?
「気のせい」
不自然に目を逸らしたよね?!思ってるでしょ!
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