プロポーズ
2/5
読書設定
目次
前へ
/
20ページ
次へ
駅の改札で手を振って別れたあと、彩は上気した頬を右手で押さえ、まだ少し湿り気の残るセミロングの髪を揺らしながら歩いていた。 本当は飛び上がるほど嬉しかった。それなのに口から出てきたのは 「ありがとう。嬉しいけど、持ち帰らせて」 という台詞であった。不本意ではあったが、彼女にはそうしなければならない理由があったのである。 なぜなら、彼女は、彼に嘘をついていたから。
/
20ページ
最初のコメントを投稿しよう!
13人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
40(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!