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彩は愛する息子の頭に手を置くと
「ぜんぜん!だいじょうぶ。悠馬の顔をみたら疲れなんて吹っ飛んじゃうんだから」
と笑いかけた。
ふふふっ。悠馬は照れくさそうに笑って、彩に全体重を預けて来た。
「ちょっと、重いって…! ママ壊れちゃうよ!」
最愛の息子とじゃれあいながら、彩は考えていた。
…フラれるかな。
いや、フラれるかどうかは問題ではない。きちんと打ち明けるのが誠意だわ。
そして、今度会う日に、全てを和也に打ち明けると決めたのだった。
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