ルァイドンニューウェーヴ

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しかし、玄田恂と言うのは無口であり、何か用事でもなければ、一切話さないのだ。「いやはや…。」と会話の模索もない内に達哉が帰ってきた。百目を晒し、打ち拉がれていた。「…あぁっ。」玄田恂はどうやら、かなり落胆した様子だった。「達哉かっ!よく帰って来れたな?あっははっ!苫実は案外優しいやつなんだな。」私はこの面子内では、一際陽キャらしく、取り敢えず、達哉の帰還を喜んだ。「はっ?キモいんですけど…。」達哉は私を嫌悪し、陰キャである自分を呪っていた。
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