君の笑顔が好きなんだ

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 大人になってから、いい医者に出会えて、君は笑っていられることが多くなったね。 ぼくは、本当に良かったと思ったけど、それでも仕事では苦労していたから、何とかならないかと心を痛めていたんだ。 政治では、なかなか今すぐには救ってもらえない気がして、そんなことをあてにしている自分にも腹が立ってきてさ。 ぼくは、自分のITの仕事で道が開けるんじゃないかと考えるようになった。 勉強して、能力のある人がどこにいてもその力を生かせる会社を立ち上げたい、そして君とぼくでもっと良い社会を作りたい。 いつか君が「生きづらい」と言った、その報われない気持ちを持っているであろうたくさんの人の為にぼくと一緒にやらないか。 ぼくが社長で君が副社長の二人だけの会社だよ。 君は笑ってぼくの方を見ていたかと思うと、スッと立ち上がって頭を下げたね。 涙が光っているのは見ないふりをするから、どうか笑ってくれないか。
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