ホワイトムスクの夜明け前

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「それは君が言い出した事じゃないか」 私は主人公の相原の台詞を読み上げる。 「もっと、端的に出来ませんか」 「君が言い出した事だろ」 私は直した台詞を読んだ。 「それで良いんじゃないですか…。此処はスピードが欲しいので…」 上杉さんは横から私の顔を覗き込んで微笑む。 この笑顔が上杉さんには一番似合っている。 「わかりました。ではその様に…」 私は直した原稿を保存し、上杉さんと共有するストレージにコピーした。
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