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最期は……
死ぬ時くらい静かに穏やかに……
ゆっくり目を閉じて、耳に届くのは寄せては返す波の音。もしくは、爽やかな風で木々がそよぐ音。
ぽかぽかの日差しを浴びて……いや、太陽が沈むようにゆっくりと、でもいいな。
これまで都会で毎日満員電車に揺られてもみくちゃにされてきたんだ。
疲弊して、でも、家族のために!と踏ん張ってきた。
だから、最期くらいは……
そうやって静かに迎えたかった。
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