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「ハ、ハ、ハイ…」
『ワシじゃ…』
『…どうした激しい爆音が聞こえたが…?』
『お前たちの安否が気になり連絡した…』
『状況はライフルに内臓された小型カメラで見てはいたが…?』
携帯電話は『巨大化した森』アジトの「村上 幸三」からであった…
「大丈夫です…」
「…」
興奮気味である俺は…
まだ、この状況を頭の中で整理出来ていなかった…
すると同行している「オレンジ覆面チーム」リーダーが…
『…「宋」さん私から…』
『電話を私に切り替えて下さい…』
俺は何も言わずに「村上 幸三」の電話を切り替えた。
『お電話代わりました…』
『崎本 タカオです…』
今迄、名前を聞いていなかったが「オレンジ覆面チーム」リーダーは「崎本」だったのだと…
『…「宋」さんに代わり状況をご連絡します…』
『爆音は地雷によって猛獣であるクマが吹き飛んだ音です』
『これは共産主義共和国が仕込んだものだと?』
『どうしてこのような事をしたのか不明です…』
「崎本 タカオ」は上手く要点をまとめ「村上 幸三」に内容を伝えた。
『そして、「幸三」さんこれからの行動は?』
『どうしましょうか?』
俺は「崎本 タカオ」の話しを聞きやっと頭の整理がつきこれからの行動を考え初めていた…
『地雷が埋まってるんじゃなぁ?』
『この施設『巨大化した森』がアジトである事…?』
『共産主義共和国に知れてしまったのか?』
『それでこの場所にワシらを封じ込めるためにこんなことを…?』
「…「幸三」さん「宋」です…」
「…アジトの存在を共産主義共和国は知っているのでしょうか?」
『分からんが…』
『奴らもこの地帯で不可思議な事ばかり起こる…』
『それを察知したのは確かであると思うのじゃあ?』
「….「幸三」さん、しかし下手に動けば地雷の餌食になりますね?」
『そうじゃあなぁ?』
「俺の考えは多分、共産主義共和国による「もの化」「分類D」である娯楽対象のシューティングゲームは…」
「この状況下なので廃止は確定しています…」
「あと、俺が考える事は単純で地雷は猛獣駆除のために仕込んだ物だと?」
『そうか、その公算は大きいのじゃが…』
『無責任極まり無い共産主義共和国…』
『特にキタチョウセン、チュウゴクは猛獣駆除を考えているかじゃあが?』
俺達はこれからの行動を苦悩していた。
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