はじまり

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「…「幸三」さん、「宋」です…」 「…「ホンダ」さんに地雷除去装置についてアドバイスしていたのですね?」 『そうじゃが…』 「そしてその装置が『巨大化した森』アジトにあると?」 『ある事はあるが…』 『まだ未完成じゃあ…』 『十分なテストを行なっていない?』 「…「幸三」さん分かりますよね?」 「その装置をここまで持って来て欲しい?」 『…』 「なんとかお願いします!」 『ワシはそんな無責任な事を…』 「俺はその装置に掛けてみたいのです!」 『…』 「私からもお願いします!」 「幸三」を説得するため「崎本」も口を挟んだ… 『分かった…』 「…「幸三」さん装置の大きさは?」 『かなりコンパクトに出来ておる…』 『左右30センチ…』 『高さ20センチ』 『但し、探知部がゾウの鼻のように長くその部分だけが50センチである…』 「分かりました…」 「その装置を取りに戻るには時間が掛かりますね?」 『そうじゃなぁ…』 『ドローンでも使って運びたいのじゃが…』 『アジトで配備しているドローンは10kgが限界でこの装置は20kgあるのじゃよ…』 すると俺と「幸三」の会話の中… 『私が「宋」さん達の元に届けます…』 その声は?
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