紫電の輸送屋

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 驚いたのはミライの飛行機に乗っているカラン。 「ニャニャッ! ミライが突っ込んでくる!?」 飛行機もミライも高速で伝えたいことは伝わらない。 ミライはエンジンに水を入れてとジェスチャーするが、カランは大きく勘違いする。 「火事で早く着陸ニャッテ!?」 1f0421a4-b562-4332-859b-3248c0d4087e 機体は急速に失速して、丁度そこにある海にドボンした。ミライは溜息をつく。 「もうちょっとで飛行場だったのに」 腰のポーチに入っている浮き輪を猫族(アイツ)に投げてやる。 勝手に上がって来い。手は貸さん。
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