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絶望の洞窟の深層。洞窟は10mくらいの高さがある。
アルサスはデルゴスフィアに乗って5mくらいの場所で飛んでいる。
戦うことなく空中で見守ることができる。
「や、思ったよりやるなぁ」
マサルさんが異次元の強さだとしても、ミライはあの大量にある魔法陣から出てくる悪魔相手に魔法弾を連射している。
並の冒険者じゃなさそうだ。
「き、聞いてないわ……」
「強すぎるニャー!」
アルサスはそうだろうなと思う。
こんな南海の孤島に古代の魔法使いが秘密基地を作ったなんて誰も信じない。
本人がいなくなって召喚陣は放置され、悪魔が沸き放題だ。
でも、出た場所に留まるように命令されるらしく、島には何の問題もない。
「リンゴ諦めて帰るかい?」
2人をデルゴスフィアに乗せて飛べば終わる話だ。
その刹那……。
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