入部

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「あれは重症だよ。ストーカーになっちゃったよ。俺と秋元さんがしゃべってるだけで、"アイツらデキてる"とか平気で言うよ」 「自分は坂井さんがいるくせにねー」 「舞花は、吉田君と坂井さんがまたヨリをもどしたとしても、大丈夫なの?」 「私は智也に未練ないもの…。未練タラタラで来られる方が困る」 「そっか。徹、舞花を見ててあげて。話聞いてたら吉田君そのうち舞花に何か仕掛けてきそうで、怖いよ。私親友を失いたくない」 「そういう事なら任せて。秋元さんの事は人目につかないように見守るから」 「育美、村上君…こんな素敵な友達に恵まれて、私幸せだよ…」 涙が一粒、流れ落ちた。
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