〜とはいっても時計が狂ったからといって問題は起きるのか〜

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 時計が狂ったからといって何か大層な問題が起るのかどうか疑問に思うのが道理である。では、何故2038年問題が大きな問題とされるのか説明しよう。  コンピューターのプログラムの仕組みが関係している。では、仮に12時間ごとに音がなるタイマーがあったとしよう。(そんな物に実用性があるか微妙だが)そのタイマーは以下で説明するような仕組みになる(コードでの説明は省く)。 『x=今の時間-最後に音を鳴らした時間  0<x<12×60×60(音がなる間隔を秒に換算,43200秒) の時、何もしない。そうでなければ音を鳴らす。』  このプログラムの仕組みは少し考えれば分かるだろう。従って今回は説明を省く。  では、先程の話から次のことを思い出して下さい。 ①2038年1月19日3:14:08(UTC)を超えると1970年1月1日午前0時に戻ること。 ②32bitの内の1bitは-か+を表すためにある。 ③x=今の時間-最後に音を鳴らした時間 であること。  この3つの事柄を並べて思いつくことは無いだろうか。次ページで解説するので少し考えてみて欲しい。
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