告白

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その夜のこと 誰もいなくなった研究室のホワイトボードから ひそひそ話す声が聞こえた。 「ねえ、点P。どうしてあの時、動いてあげなかったの? 教授が、どうしても解けなくて困ってたじゃないか」 「俺だってさ、動きたくない日もあるんだよ」 そう言いながら、点Pは点Qをちらっと見ると タバコの煙をぷか~っとふかした。
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