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少年Aが死んだ。
俺たちは知らない
でも、あいつが殺してないと言うなら殺してない
先生、俺たちは知っている
誰が少年Aを殺したのか
でも、俺たちは言えない
言ったらあいつに殺される
だけど一つだけ
あいつは嘘つきだ
先生が言った。
「事件の日、あの部屋にいたのはこちらの生徒たちだけです。」
少年Cは言った。
「あいつが殺したんだろ?
俺は殺してないよ。」
少年Bは泣いた。
「俺が殺した。
目の前で死んだ。」
少年Eは呟いた。
「あのナイフは僕のです。」
少年Dは自嘲した。
「殺した後に救急車を呼んでしまった。」
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