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「恥ずかしいことを言わせてすみません」
「……私が勝手に勘違いしただけですから」
唯は内心で頭を抱えた。
(さすがに最後まですると決めているのに、言われるまで触れないなんてないよね)
考えすぎだった。
「でも俺、さっきの嬉しかったです」
千歳は唇を緩ませると、唯の目尻にキスをする。
「な……」
「やっぱり、やるなら求められたいじゃないですか」
「千歳さんでも、そんな風に思うんですか?」
「思いますよ。気持ちの伴わない行為なんて寂しいです」
(ずるい)
そう思いながらも、唯は千歳の言葉に喜んでしまう。
千歳は唯の頬や首に何度もキスしながら、ラベンダー色のショーツに閉じ込められた小さな突起を探り当てる。
「あ……ふっ、ンぅ……」
指の腹で優しく頂点を撫でられた唯は、足を折り曲げて震えた。
「あんまり強く触れない方がいいですよね」
そのせいで寝落ちしてしまったことが一度だけある。もうそんなことはないと思うが、絶対にないとは言い切れなかった。
「う、うう」
「恥ずかしがらないで」
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