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「もしかしてこれ、休みが来るまで……毎日ですか?」
「そのつもりですよ」
恐ろしいことを聞いてしまった。
悠然と微笑む千歳に、唯はもう自分が変態だとかどうでも良くなった。もうそんなことを言ってはいられない状況にある。それほど切羽詰まっていた。
「痛くなっても我慢します。だからいっぱい動くのもして欲しいです」
後に来るであろう鈍痛よりも、今はもう思い切り奥に打ち付けられたい。
千歳は何も意地悪でゆっくり動いているわけではないことは分かっている。明日、苦労するであろう唯のことを考えてやっていることだ。唯は千歳のマイペースな部分に翻弄されることが多いが、そのほとんどは唯のためにと思ってしてくれている。
「……ゆっくりも気持ちいいんですけど、お預けされているみたいで」
欲しすぎて、おかしくなる。せめてすこしでも理性のあるうちにと唯は千歳に懇願した。
「すこしだけですよ」
「はい」
もう一秒も待てないと唯は千歳の唇にキスをして、探るように舌を動かす。抵抗することなく、千歳は唇を開いた。その隙間にそっと舌を入れ、慣れない仕草で動かす。
「んっ……ふ、ぁ」
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