◆お泊まりデート◆

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見慣れた道路を進む、彼の車… しばらくして、自分の部屋がある マンションの駐車場に車が入っていく。 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「よし、待ってるから 着替えの準備しておいで…」 あたしはうなずき、車が停車したのを 確認してからシートベルトを外し 車から降りて、マンションの中にある エレベーターに1人で乗り込む。 それから、7階の自室前に来て 部屋の鍵を開け… 寝室のクローゼットから 白のキャリーケースを取り出して そこに、下着や着替えを いくつか入れていく。 よしっ、こんなもんかな… 彼を待たせてるし、はやくいかなくちゃ! あたしはキャリーケースのフタを閉じ ファスナーをしっかり閉めて キャリーケースを引きながら 電気を消し、窓の戸締まりをしたあと 部屋から出て…ドアに鍵をかけ廊下を進んで エレベーターに向かい乗り込んで、1階に降り 駐車場に戻ってきて… 彼の車に近づくと、彼が車から降りてきた。 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「そのキャリーケース貸して トランクに乗せるから。」 うなずいたあたしは、キャリーケースを彼に渡し それを受け取った鴉さんは トランクを開けて、乗せてくれた。 あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「ありがとう♪」 彼は微笑んで、助手席のドアを開けてくれて… 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「フフフ…さ、乗って…」 あたしはうなずき、ドキドキ ワクワクしながら助手席に乗り込んだ。
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