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彼は玄関の鍵を開け
一緒に家の中に入り、玄関先で靴を脱ぐ。
あたし
春風 雀
「お、お邪魔しま~す…」
鴉さんは、小さく笑ってる。
私服姿
霧雨 鴉
「フフフ…あがっていいよ。」
あたしはうなずき
部屋の中に、あがらせてもらって
キャリーケースを玄関先に置き
リビングに向かう。
そしたら電気がついて、部屋の中がよく見えた。
あたし
春風 雀
「すごい、広い…!
1階はまるまるリビングなのね♪」
振り向くと彼は、あたしの
キャリーケースを持ってきてくれていた!
私服姿
霧雨 鴉
「まあね…一応、中庭にはプールもあるんだ。」
へえ!
あたし
春風 雀
「そうなのね!ウフフ…
あ、ごめん…なんか、キャリーケース
持たせちゃってるみたいで…【汗」
彼は首を左右にふる。
私服姿
|霧雨 鴉《きりさめからす
「良いんだよ、どのみち
2階に運ばないといけないからね。」
あたしは鴉さんに駆け寄って
一緒に、2階へあがった。
あたし
春風 雀
「この階段、なだらかで登りやすいね♪」
彼は、嬉しそうな顔をしてる。
私服姿
霧雨 鴉
「フフフ…気づいてくれたか。
老後の事を考えて、お年寄りでも
登れる階段にしてもらったんだ。
念のため、エレベーターを設置できる
スペースも確保してあるよ。」
鴉さん、まだ若いのにそこまで考えてるのね
あたしは老後の事なんて考えたことなかったなあ
あたし達は階段を登りきったんだけど
壁がなくてオープンだった!
バリアフリー…とも言うかもしれないけど
ここで撮影とか色々、シてたのかな…
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