◆お泊まりデート◆

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彼は玄関の鍵を開け 一緒に家の中に入り、玄関先で靴を脱ぐ。 あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「お、お邪魔しま~す…」 鴉さんは、小さく笑ってる。 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「フフフ…あがっていいよ。」 あたしはうなずき 部屋の中に、あがらせてもらって キャリーケースを玄関先に置き リビングに向かう。 そしたら電気がついて、部屋の中がよく見えた。 あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「すごい、広い…! 1階はまるまるリビングなのね♪」 振り向くと彼は、あたしの キャリーケースを持ってきてくれていた! 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「まあね…一応、中庭にはプールもあるんだ。」 へえ! あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「そうなのね!ウフフ… あ、ごめん…なんか、キャリーケース 持たせちゃってるみたいで…【汗」 彼は首を左右にふる。 私服姿 |霧雨 鴉《きりさめからす 「良いんだよ、どのみち 2階に運ばないといけないからね。」 あたしは鴉さんに駆け寄って 一緒に、2階へあがった。 あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「この階段、なだらかで登りやすいね♪」 彼は、嬉しそうな顔をしてる。 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「フフフ…気づいてくれたか。 老後の事を考えて、お年寄りでも 登れる階段にしてもらったんだ。 念のため、エレベーターを設置できる スペースも確保してあるよ。」 鴉さん、まだ若いのにそこまで考えてるのね あたしは老後の事なんて考えたことなかったなあ あたし達は階段を登りきったんだけど 壁がなくてオープンだった! バリアフリー…とも言うかもしれないけど ここで撮影とか色々、シてたのかな…
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