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あたし
春風 雀
「行く~!アクションとか
そう言うのが観たいなあ~♪」
鴉さんは微笑んでうなずく。
私服姿
霧雨 鴉
「フフフ…わかった
じゃあ、さっそく出かけようか。」
あたしはうなずき、鴉さんと
一緒に2階の寝室に向かい、お出掛け準備を進める。
お互いに準備が整って1階に一緒に戻り
家から出て、彼はドアを施錠した…
そして…車に乗って、シートベルトをし
車はさっそく発進する。
あたし
春風 雀
「映画館って、かなり久しぶりだけど…
今ってどんなのがやってるんだろう。」
彼はチラリと、こちらを見てから
再び正面を向く。
私服姿
霧雨 鴉
「そうだね、行ってみないと分からないけど
君が観たいアクション映画、やってるといいね♪」
あたしはうなずき、彼の横顔を見つめる…
あたし
春風 雀
「うん♪やってなかったら
ホラーでも…い、良いから…っ」
正面を向いていた彼がチラリと
こちらを見つめてきて
彼の大きな左手が、あたしの右の
手の甲を、そっと包み込んだ…//
私服姿
霧雨 鴉
「大丈夫さ、その時は
俺に抱きついてくれれば…//」
…///
あたし
春風 雀
「う、うん…///」
彼の手がそっと離れ、鴉さんは
両手でハンドルを握り直し、車は住宅街を出る。
そして、見知った道路に出てきて…
駅横の映画館につき
車は地下駐車場に入っていく。
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