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席に案内された、あたし達…
けど、彼は向かい側に座るのではなく
いつも通り、あたしの隣に座った…//
取り出したメニューを一緒に見ていく。
あたし
春風 雀
「いろいろあるけど、何にするの?」
鴉さんは微笑みつつも、メニューを見てる…
私服姿
霧雨 鴉
「俺はそうだな、ふむ…
イタリアンハンバーグプレートにするか…
ドリンクバーも注文しようと思うが
雀ちゃんは、どうする?」
今度はあたしがページを、めくる番ね…
ん~、あ!オムライスがある!
あたしは鴉さんに、顔を向けた。
あたし
春風 雀
「あたし、これにする!
ビーフシチューのオムライス!
それと、ドリンクバー!」
鴉さんは微笑んで頷き
店員さんを呼んで注文してくれて
その、店員さんは厨房に注文を伝えに行った。
私服姿
霧雨 鴉
「今日はなかなか、楽しかったな…
あっという間のひとときだった。」
あたしは隣の彼を見上げる…
あたし
春風 雀
「うん、ほんと楽しかった~♪」
彼と料理が運ばれるのを待ってると
机の下で彼の手にあたしの手が握られて
指先を手の甲からからめられる…//
私服姿
霧雨 鴉
「あの、さ…雀ちゃん…
その…大事な話があるんだけど…」
耳元で低くささやかれて
あたしの胸はドキドキし始めたっ
あたし
春風 雀
「う、うん…どんな話なの…?」
あたしは彼の顔を
ドキドキしながら見つめる…
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