◆ディナータイム◆

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私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「その…そろそろ、さ…」 彼に見つめられる…// あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「そ、そろそろ…?」 彼は少し視線をそらしたけど すぐに、こちらを見つめ直すっ 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「結婚、しようか…?//」 あたしは目を見開いて 何度かまばたきしたけど でも、あたし…この人が好きだから 大好きだから、うなずいていた/// あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「は、はい…っ//」 彼は嬉しそうな顔をして あたしの両手を優しく握ってくれた// 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「よ、よし!やった! やっと渡せるよ…//」 彼は斜めがけ鞄から小箱を取り出してきて 開け、中に入ってる指輪を2つ見せてくれた! 綺麗な銀色の指輪… 2つのうち、ひとまわり小さい方を あたしの左手薬指にはめてくれて…// あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「うふふ…綺麗ね…//」 その指輪を見つめていたら 彼も自分の左手薬指に残った指輪をはめた! 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「ほら、お揃いだね… 婚約指輪だよ。」 あたしは鴉さんを見つめて微笑み 大きくうなずく。 あたし 春風 雀(はるかぜすずめ) 「うふふ…うん!//」 鴉さんは頬を紅くしてる… 私服姿 霧雨 鴉(きりさめからす) 「これから、ずっと一緒だからな…//」 あたしは大きくうなずいて 彼の肩にもたれたんだけど 料理が運ばれてきて 慌てて、ちゃんと座り直したっ
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