71人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
私服姿
霧雨 鴉
「その…そろそろ、さ…」
彼に見つめられる…//
あたし
春風 雀
「そ、そろそろ…?」
彼は少し視線をそらしたけど
すぐに、こちらを見つめ直すっ
私服姿
霧雨 鴉
「結婚、しようか…?//」
あたしは目を見開いて
何度かまばたきしたけど
でも、あたし…この人が好きだから
大好きだから、うなずいていた///
あたし
春風 雀
「は、はい…っ//」
彼は嬉しそうな顔をして
あたしの両手を優しく握ってくれた//
私服姿
霧雨 鴉
「よ、よし!やった!
やっと渡せるよ…//」
彼は斜めがけ鞄から小箱を取り出してきて
開け、中に入ってる指輪を2つ見せてくれた!
綺麗な銀色の指輪…
2つのうち、ひとまわり小さい方を
あたしの左手薬指にはめてくれて…//
あたし
春風 雀
「うふふ…綺麗ね…//」
その指輪を見つめていたら
彼も自分の左手薬指に残った指輪をはめた!
私服姿
霧雨 鴉
「ほら、お揃いだね…
婚約指輪だよ。」
あたしは鴉さんを見つめて微笑み
大きくうなずく。
あたし
春風 雀
「うふふ…うん!//」
鴉さんは頬を紅くしてる…
私服姿
霧雨 鴉
「これから、ずっと一緒だからな…//」
あたしは大きくうなずいて
彼の肩にもたれたんだけど
料理が運ばれてきて
慌てて、ちゃんと座り直したっ
最初のコメントを投稿しよう!