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 宿を決め、それぞれ別の部屋をとった。リアムは一緒の部屋でもいいと言い張ったが、ロロが断った。夜の間くらい一人きりになりたかった。  少し休みたいというロロに、リアムはわかった、と頷き一時間ほどそれぞれの部屋で過ごすことになった。一人になるとホッとする。誰かと共に過ごすことに、慣れていない。アナはもう自分の一部のようだったから。  他人と長時間一緒にいることに少し、疲れた。  リアムはこんな自分と共にいて、楽しいのだろうか。側から見れば楽しそうに笑っているが、もっと同じように笑って、楽しめる相手の方がいいのではないか。そう思いながら、うつらうつらと眠りに落ちていった。  
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