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頼んだ料理が運ばれてきて、それぞれに食べ始める。食べながらもぺちゃくちゃと喋り続けるのかと思ったが、リアムはニコニコと笑いながらも黙々と食べている。
口の中がなくなると、美味しいね、などと一言二言発するにとどめていた。意外とマナーは身につけているらしい。
「クロワッサン、一つ食べる?」
「えっ、いいの? どうしよう、俺食べるの早いしあげられるもの・・・・・・」
「別に僕はいいから」
「・・・・・・ありがとう」
清々しい食べっぷりについあげたくなったというのが正直なところ。少し餌付けをしたくなったのだ。リアムの皿に乗せてやると、リアムは嬉しそうに笑いながら手に取った。
すらっと長い指先でクロワッサンを千切ると口にほおる。
すると、みるみるうちに幸せそうに顔を綻ばせた。
「んー、おいひぃー」
本当に、幸せそうなやつ。人懐っこく、誰からも愛されるだろう。
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