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(Part8)ゴエモン現る。
-第8話(Part8)- ゴエモン現る。
針の生えた大亀と珍人Mr.エトー、サンペーらを倒す勇、ヤン、ジン。
しかし…、
勇(ユダ)「追い詰めたな、Dr.7、とっちめてやるゼ。」
Dr.7「待て、コイツらがどうなってもいいのか。」
逆さまに括られている2人は、グッパと華憐であった。
Dr.7「私の開発したペット達にやられたマヌケ達だ。こいつ達を救いたければ、わしを敵に回すな。」
勇(ユダ)「仕方ねェ、今回の所は見逃してやるよ。ゴエモンの居場所を教えろ。」
居場所を教えるDr.7。
Dr.7「キャハハ…(笑)。」
グサッ…。
謎の声「遅くなったな。」
ユダ「サスケ!!」
佐助「お前達の居場所へ着くのも簡単な事よ。忍者は素早さが自慢だからな。」
佐助「あの亀も留めを刺さなくてはな。」
グサッ…。
ヤン「すっぽんの肉のように調理が出来るかものぉ…。」
佐助「ユダ、あの2人の縄を取ってやれ。」
全員が揃う。
Dr.7「おのれ…。お前達め、許さんぞ。」
佐助に刺された傷をかばいながら…。
佐助「急所は外したか。」
勇(ユダ)「煙幕だ、逃げられたか…。」
Dr.7「白狐(ホワイト・フォックス)様…。」
ボタンを押す。
佐助「時限装置だ、逃げるぞ。」
間一髪で逃げる一員。
勇(ユダ)「役者は揃ったゼ、本家本元のゴエモンの研究所に向かうぜ。」
(Dr.7の研究所にて雷の石盤をGetする。)
一同は、ゴエモンの研究所へ向かおうとするが、
その時、破壊されたDr.7の研究所にある大きなモニターが光る。
謎の声「あなた達の様子は佐助ちゃんの体に取り付けた小さなシーバーから無線衛星中継で見ていたわ。数々の聖獣士達とDr.7達を倒したからっていい気にならないで。わたしは調子に乗るあなた達が大嫌いよ。でも好きだわ~。見てごらん、コレが細胞機よ。」
(活発に動く。)
(心臓と繋がっている。)
勇(ユダ)「なっ…。」
モニターが映る。声の主はゴエモンである。
ゴエモン「マウスから採出したあなたの細胞機を使って出来たサンプル。そう、双子よ。その双子がこんなに大きく成長したのよ。鼓動を打ってるでしょ。この細胞機には不思議な能力を宿してあってね、分化されてあるだけでなく、あなたの能力が波動を通じて移植されていくの。つまり、あなたの細胞機(マシーン)の性能がUPする度に、こちらにもコピーして再生化されるわ。あら、腑に落ちないかしら、見せてあげるわ。」
〈※誠からも、同様の説明有。〉
(※(後に出てくる)「紅の剣(クリムソン)」だけは再生されない為、「黒丸」という剣が代わりに登場する。「黒丸」は、Ⅲ部で登場する‘紫闇の剣’(諸刃の「冥王の剣」)とは別である。Ⅱ部?)
「私の機械細胞に、この能力の張った細胞機を足すと、」
ボウッ
炎が燃える。
ゴエモン「ご覧なさい、これが細胞機の力。EP(エナジー・パワー)が作動して、あなたと同じ能力が同化されるシステムなの。驚いたかしら。アハハ、では待ってるわ。私の可愛い『セル・コマンダー』ちゃん。」
(たまやんにも映像が映し出される。)
佐助「貴様、何の目的で…。」
(ゴエモン「お黙り!‘オリジナル’、いやサスケちゃん。
名前で呼んだのは初めてね。(笑)」)
ゴエモン「‘ガラクタ’(役立たずの出来損ない)に用は無いわ。」
佐助「‘ガラクタ’だと!?」(怒)
佐助「許せん。」
首の後ろに取り付けられた(衛星型)盗撮チップをブチ壊す佐助。
勇(ユダ)「行こうじゃねェか。」
ヤン「うーむ、相手は強敵じゃ。」
勇(ユダ)「何だ、ココは…。」?
ジン「この森、機械(サイボーグ)の恐竜、いる…。」
【Dr.5とDr.7合同制作の「〈機械型〉テーマ・パーク」が広がる。】
佐助「うむ…。2手に分かれて行こう。ユダとジン、華憐は下の水道を通って研究所に向かってくれ。グッパ、ヤンは俺と共に外側から堂々と向かってくれ。道は危険だ、たまやんの故障も考えられる、華橋から借りた無線シーバーを持って行ってくれ、ユダ。」
勇(ユダ)「おぅ、分かった。うわっ、油断してたゼ、雷々波!!」
機械の恐竜達を倒す勇。
佐助「地下にもロボット達が潜んでいる筈だ。気を付けて行け。」
ジンの巧みな術(髪が伸び縮みする、爪の攻撃など)とユダのパワーアップしたアドバンス・マシーン(進化した細胞機)も総じて、敵をどんどん蹴散らしていく。
「佐助が持ってきてくれた華橋の別荘にあったとされる『波動』の力が宿ってよ、波動砲、それから波動ミサイルなどの攻撃が可能になった。」
佐助達は迷路になったゴエモンの研究室への道を苦労しながら向かっていく。
ところが、勇達は道を間違え、変わった場所で地上を出る事になる。
ももんじゃ(モモンジャ=羊のような猿、ドラクエ参照?)と呼ばれる獣達が暮らす森の中にある塔である。(マカーシャ宮殿?)
『ニベルの塔』。
勇(ユダ)「ここがゴエモン(白狐)の研究所か!?」
怪しみながらも螺旋階段を登っていく3人。
謎の声「ようこそ。」
現れたのは、一風変わった、水晶を持つ占い師のような女性(魔女)であった。(名はナタージャ、踊り子もやっており、桜の義姉でもある。)
『黒(東)のマジェンダ(魔法使いや巫女の意味)』と呼ばれ、マヤの血を引く。
「マジェンダの帽子」
(☆ホロスコープや座相(アスペクト)、タロットを使う。)
(針が付いていて、羅針盤のよう。)
☆アストロジー(占星術)の使い手で、タリスマンの持ち主。
魔女(ナタージャ)「待っていた、コレを渡そう。」
貰ったのは『金』属性の石盤であった。
〃「私(わらわ)は主らの過去を映し出す力がある。まず仲間達も含め、各々の生まれ持った属性を当てようぞ。そなたらの行動は水晶で丸透かしだ。ここへ導いたのも私の仕業だ。目の前のユダ、あなたは冥の属性を持っている。それからカレン、あなたは聖、治癒の力を宿す。そしてここにはいないがサスケ、あやつには雷の力が宿る。ヤンは無属性じゃ。グッパ、あやつは青魔導師の資格がある。そしてジン、そなたは特殊だ。冥の力と炎の力を宿す。(位が高く、‘マスター・インディコ’と呼ばれる部類に値する。)」
※他、‘ネバー・インディコ’も存在する。
(勇?)
〃「尚、そなたらの過去も少しだけなら教えられる。ユダ、そなたは冥王の息子だと薔薇木兄弟から聞いた筈だ。サスケ、そなたは遠い昔から来た忍者だ。そしてカレン、こやつもまたこの世の者ではない。天王星の娘じゃ。ジンはガイアという星より生まれておる。グッパは特殊な星出身だが、詳しい事は分からぬ。以上が出生の秘密じゃ。」
(〃「皆、‘インディコ・ハート’というモノで連なり、共鳴し合って生きている。出会いは偶然ではなく、奇跡的にあったモノだ。
皆の意志が集えば、この地球(アース)を変える事ができるだろう…。」)
〃「これだけは言っておくが、ユダとカレン、2人は対極の星の生まれ。今のままでは結ばれる事はないぞよ。」
〃「ゴエモンは手強い男、もう一度地下へ潜り、あちらの道を目指せば届く筈。仲間に追い越せられぬよう、早く向かいなさい。」
〃「ももんじゃ焼きを食べていく時間(余裕)はありそうだけど…。(真顔)
ちょっと焦げたけどね。」
勇(ユダ)「いらねェよ(笑)。」
その頃、佐助達は研究所の中まで進んでいた。
佐助「DNA操作で作り上げられた、本物の恐竜達だ。(ティラノサウルス,プテラノドンなど?)
(上記は、アンティゴザウルス,モンテ(モノクロ)ザウルスなどのオリジナルの名前に書き換えられる?)」
ヤン「さっきまでの機械とは比べ者にならんな。」
勇達は、たまやんの指図を元に、近道でルートを渡っていく。
勇(ユダ)「おしっ、着いたゼ、ゴエモンの研究所だ。」
その頃、佐助達は海斗に闘いを望んでいた。
(あさりの弟であり、蟹多田一樹の実の弟でもある。)
海斗の武器は、両手に装着した2本指の爪のモノ。素早さも結構だ。
海斗「この爪は2本の爪から『虹(5属性5つ)の爪』へと進化する。火・雷・水・風・大地の5属性のパーツが用意されるんだ。」
海斗「オラァー。」
佐助とヤンがコラボ(合わせ技)など試すが、相手は強い。
その時…。(皆合流し、ゴエモンが姿を現す。)
ゴエモン「試合はそこまでよ。セル・コマンダーが来たわ。海斗ちゃん、アレをよこしなさい。」
ユダに渡したのは、『風』の石盤であった。
海斗「チェッ…。」
ゴエモン「コレで平等ね。私達の渡した石盤はこれだけ。」
部屋の隅には『空』の石盤もあった。
勇(ユダ)「まだ、あるじゃねェか。(笑)」
ゴエモン「掛かったわね。」
佐助「なっ。」
勇が空の石盤を手にした瞬間、鉄格子が他のメンバーを狙う。
ゴエモン「これであなた一人になったわね、『セル・コマンダー』。さぁ、あなたの細胞機をメディカル・チェックして私の細胞機に移植させるわ。」
ゴエモン「ようやく、戦えるわね。期待してるわよ。」
2人は同じ条件で闘うが、圧倒的に勇が引け目になる。
佐助「このままじゃ、圧倒的にユダが不利だ。グッパ、やるゾ。『双龍雷撃波!!』」
合わせ技で鉄格子を開ける。
海斗「させてたまるかァー。」
佐助「不条理ではあるが俺とグッパは勇に参戦する。他のメンバーは海斗と闘っていてくれ。」
『空』の石盤を使い、お互い空の上で闘いを広げる勇とゴエモン。
勇(ユダ)「ギア・チェンジ。」
〈勇はギアチェンジ、3(サード)ギアで闘う。〉
『風』や『波動砲』を使っていたが、接近戦では、『金』を使ったシリンダーで4つの刃を持つノコギリ・アームへとチェンジして闘う。
ジンの海斗への攻撃。
爪に炎が宿る。
ジン『炎・可・両・断』。
佐助「華橋や空浮に習った中級技だ。刀に独自に雷を引き付けた後、風を呼ぶ(巻き付ける)。遠距離でも、この属性で上空へとブッ飛ばす事が出来る。」
佐助「呼べよ風、『雷鳴風車』!!!」
海斗にぶつける。
ゴエモン「どこを狙ってるのかしら。」
佐助「この技はコントロール次第で2人同時に倒す事が出来る。」
ゴエモン「なっ…。」
海斗に当たったその技は、反射してゴエモンの胸を貫く。
ゴエモン「このわたしがやられるなんて…。多勢に無勢なんて卑怯よ。海斗、巻くわよ。」
勇(ユダ)「逃がして良かったのかよ。」
佐助「俺もこの技を使うのが体力的に限界だったんだ。」
たまやんのモニターにゴエモンが映る。
ゴエモン「次こそは正真正銘1対1の勝負よ。チューリン武闘祭、楽しみにしてるわ。あと5日後よ。それから、海斗に頼んであなたの『水』の石盤は隠さしておいたわ。見つかるかしら。全部揃うと色々厄介なんでね。」
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