【試合本編2】

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【試合本編2】

次の試合までの休憩中、風呂屋に向かう一行。 佐助「何をしている…。」 グッパ「待て待て、今いいトコやねん。」 佐助「何をしている…。」 グッパ「今度のわいらの相手、最多人数のアンドロメダ12星女達や。ええ体しとる。」 佐助「やめないか、こんな事は…。」 キャー!!! 佐助「なぜ俺が…。」 グッパが(すかさず)小豚に変化した内に、お湯をぶっかけられる佐助。(責任転嫁。) 佐助「事実無根の沙汰でござる…。」 華憐が現れ、グッパを殴る。 グッパ「カレンちゃん、大丈夫なんかいや。わい、心配してたんやで。」 バスローブ姿の華憐。 華憐「フン(ふんっ)…。倒れた時は、一番気遣ってくれてたのに。私だって風呂ぐらい入るわよ。次の試合は『補欠扱い』で参加するからね。」 そして休憩が終わり、 アンドロメダ12星女達と戦おうとしたその時…。 バンッ。 観客席から飛んできた弾丸がアンドロメダ12星女の一人の胸に突き刺さる。 試合司会者「おっと、アンドロメダ12星女軍(チーム)、闘う前の戦闘不能により、全員試合辞退となります。」 勇「こんなやり方…、有りかよ。」 佐助「追いかけるゾ。」 勇「あぁ…。」 地下へ潜入する2人。 小さな要塞(モニター付)には、ケインを使ったとされるゴエモンの姿があった。 ゴエモン「(女ばかりで)人数が多い分、鬱陶(うっとう)しいじゃない。だから殺したのよ。」 勇「てめェ…。なんて汚い技を…。(フェアじゃねェ…。)」 ゴエモン「ここで戦えばチューリン武闘祭中断となるわ。やるなら正々堂々、上でやりましょう。その前に闘う相手は、サスケちゃん、あなたに関連する男達らしいわよ。」 (アンドロメダ12星女の1人「私達の仇を取って。」 グッパ「任せときなはれ。」) 試合司会者「続けての試合は,勇チームVS才蔵忍者チームです!」 才蔵忍者チームでは、『才蔵』,『小介』,『清海入道』,『十蔵』,『鎌之助』の5名が相手となる。 初回戦は桜と才蔵の戦い。 桜「この男、見た事がある気が…。まさかね。」(ネタバレだが、桜は才蔵の実妹で、才蔵は本来こっちの世界出身だが、幼い頃に戦国時代にタイム・ワープしてしまった。) 才蔵「相手が女だからって手加減せんぞ。」 才蔵「来たれ炎!参るがいい!!」血液が炎化する。 -闘い- 勇「アイツ…。正気か。いくら手加減しないからって、あんなのやり過ぎじゃねェか。サクラがボコボコだ。忍者の誇りはねェのかよ。」 ようやく試合終了。 佐助「サクラの借りは、俺が返そう。」 十蔵「待て、お前の相手はこの俺だ。」 選手交代。剛腕(剛力無双)の十蔵、仁王立ち。 『仏斬り』。 十蔵は大男である。傷だらけの男。 大きな棒を手に取り、掛かってくる。 佐助「腕力はあるが、素早さは0だな。技に隙があり過ぎる。手に取るように分かる。」 佐助の圧戦で勝利。 勇「次は俺だ。」 才蔵「小介、行け。」 小介「あいよー。」 勇と小介の戦いは、ドローとなる。 才蔵「次は清海入道、お前だ。」 清海入道「我がウミヘビ使いの術、見せ付けて参る。」 ※登場するウミヘビは、ウツボのようで緑色をしており、斑点がある。 (「夢おろちの巻き!」) 勇「蛇使いだぁ!?またかよ、まぁいい、俺が相手してやる。」 負けてしまう。 グッパ「もう後には引けねェな、オラが相手してやる。」 才蔵「十蔵がリミットを解除した。今度なら勝てる。」 華憐「待って、補欠扱いの私も参加するわ。」 十蔵「豚と女の抱き合わせコンビか。 面白い。」 十蔵「うぉおおおー!!」 巨大化。再戦。 十蔵「小豚(チビ)と女(小娘)相手か…。俺もナメられたモンだ。踏み付けてやるゼ。」 (華憐&グッパコンビ。 華憐はグッパの小豚状態をボールにして、バウンドさせ、攻撃する。) (※十蔵「お前の技、見切ったぁー!!」 のし掛かる グッパ「甘いな。わいは‘サウスポー’、 右拳はカモフラージュ、 掛かったな。」 十蔵「何ィー!?フハハ(笑)」 グッパ「何がおかしい!?」 ? 十蔵「それはこっちの台詞だ。」 十蔵「見てみろ、お前の技は全て封じた。 フン…、封じたのはその‘デコ’だ。技(術)を使う時に、奇妙(不思議)な青の点滅をする所を見ていた。」 巨体がのし掛かる。 グッパ「重いわ。」 ) グッパ「カレンちゃん、あの時の気をもっかい溜めてくれ。」 華憐「わかった。やってみる。」 『麒麟』のエネルギーを拳に溜める華憐。 グッパ「今や、合わせ技:『金龍聖快波』!!」 (華憐の召喚する「麒麟」の気と、グッパの妖気が引き起こす融合技。『金龍聖鉄拳!!』) よける筧十蔵。 グッパ「飛運転!!」 ヤンのごとく、操作するグッパ。 背中から腹に気剣が突き刺さる。 十蔵「ぐわぁ…、ふふふっ(笑)」 十蔵「痛いー!なぁ~んちゃって。」 十蔵「発想は良かったが、俺は跳ね返す事ができるんだ。」腹に力を入れ、跳ね返す。 跳ね返される。 十蔵「さらにこんな事も出来る、バリアー!!」 お腹から4角錐のバリアを出して攻撃を弾き返す。 十蔵「オマケに…、W正拳突きだ!!」 華憐&グッパの敗北。 勝ち抜けで今度は十蔵対ヤン。 ヤンの縮身術の活躍で、見事に勝利。 鎌之助と爺の勝負。鎌之助は、チェーン付きの鎌(鎖鎌)で戦う。 爺の圧戦勝利。 次は佐助と(ライバル)才蔵の試合。 才蔵「よォ、親友。 (お前にとって)俺との、デビュー戦といきますか。。」(3本勝負) 「勝負は出方で決まる。駆け引きさせてもらいましょうか…。」 佐助「変わり身の術か。」 才蔵「次は分身の術だ。」 才蔵「空翔連撃波!!」 空に浮いた佐助を振り落とす。 才蔵「お前のように空を舞う術は使えんが、一時的にジャンプ力と攻撃(打撃)力を上げる事が可能だ。」 佐助「つまり…。」 才蔵「そう、つまりその技は昔、俺の時代にもあったという事だ。(時間を遡ればな。)」 佐助は「俺の時代だと!?知っているのか。」 才蔵「ああ、お前の事も。」 才蔵「俺もお前と同じ昔(過去)から来たという事(訳)だ。」 才蔵「(小声になるが、)基(もと)より、俺はお前と違ってこの世界から過去に行った。そしてお前の事なら何でも知っている。お前の(小指)女の事もな。」 才蔵「話をしている隙に空に飛んだか(笑) 気を付けろ、空中にいる奴ぁ、地面からの攻撃に圧倒的だ。 こういう事だ!!隙だらけだぜ、佐助!!」 佐助「負けても勝ってもコレが最後だな。」 才蔵「こっちはちーとばかり訳があってな、さしで勝負して簡単に負かしてもいいんだがな。まっ、夏の火に入るバカの虫ってトコだな。ご名答。本気で来いよ。」 {霧の中、佐助は刀に雷気を通して、残像剣で自らの残像を刀と共に残して、本体を違う所に運ばせて攻撃する。} 才蔵は手の平に蛙を出して置く。 佐助「卑怯だぞ…(汗;)」(苦手) 才蔵は本領を発揮せずに、8割方の闘いで挑む。 才蔵「お前、本当に俺達の事を忘れてしまったのかよ。」 佐助「すまぬが何も覚えていない。」 才蔵「香夜(こうや)の事もかよ。」 佐助「香夜!?」 頭が痛む。 会話をしながら、死闘を繰り広げ、佐助は無事勝利。 (才蔵…、‘マッチポイント’まで行くが敗れる。) (才蔵は佐助を(一時)圧制〈リード〉するが、佐助が自らを逆転勝利へ導く。 ゴエモン「才蔵ったら、話が違うじゃない。」 白狐「いえ、あの子は本来負けん気の強い子ですが、今回はあっさりと負けてくれるでしょう。 まだまだこれからですよ…。 (見ものです。) オホホ。(笑)」) (才蔵は霧を使う。 佐助「甘い、サクラとの戦いで霧は慣れている。」) (才蔵「ユダに宿る(因縁の)黒き炎(邪炎)とは訳が違う。この火トカゲに宿る精霊‘イフリート’の恐ろしさ、とくと味わうがいい!!」) (※佐助は、最後の方で、術の使い過ぎか、手が使えなくなり、やむを得なく包帯で刀を巻き付けるが、最後の最後で剣が折れてしまう。 同時に…、 才蔵「もう充分だろ…。(俺にしては、フェアじゃない戦いだった。)」 倒れる。 (佐助「なぜだ…。なぜ抵抗しない…。」) (白狐との(?)取引契約の為に、わざと負けたのだ。) 回想へ続く…。 尚、佐助の刀については、鍛冶屋を経営する誠の手で治してもらう。 プラズマが切れてない為、時限刀としての役目は果たせる。) -試合結果- ×桜-才蔵○ ○佐助-筧十蔵× △勇-小介△ ×勇-清海入道○ ×グッパ&華憐チーム-筧十蔵○ ○ヤン-筧十蔵× ○爺-鎌之助× (リーチ) ○佐助-才蔵× (4点目先取で、完全勝利) ーグッパ「カレンちゃんは大丈夫やろか。」 完全復帰した華憐。 今回で試合は終了となり、続きの最終試合は明日に持ち越せとなった。ー
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