回顧録・後半

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 その日は雨が激しく、一番うるさい上司も休みで嬉しいこと続きであった。一生懸命仕事を頑張り、帰りにはスーパーで好きな缶ビールを買って、珍しく晩酌をしようと決めていた。  その場所は家の近道となる雑木林沿いの道だった。人気のない道だった。突然私は後ろから腕を掴まれて、一気に雑木林に連れ込まれた。見知らぬ男は私の服を破き、自分のズボンも下ろし始めた。 『こんなところをひとりで歩くほうが悪いんだよ。』 『いいカラダしてんじゃん。』 『ああ、いい、イクイク。』 『はあー、やっべ。逃げないと。』  私はろくに抵抗もできないままに襲われた。
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