売れっ子BL作家ですが、事故ってストーカーまがいのファンに監禁されました〜まいおりてきたゆき〜

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 みなさんこんにちは、伊勢嶋雪兎21歳ホモです。この自己紹介も、何だかお久しぶり!  …と言いたい所ですが、実は2年ほど前に中学から付き合っていた彼と入籍致しました。そのため、現在は「長谷川雪兎」となっております。名前の響き自体は、そこまで変わっていないかな?  ペンネームは「伊勢嶋雪兎」のままだし、実生活でも伊勢嶋姓で呼ばれる事が多いんですよね。だからあまり、名字が変わった実感はありません。夫婦別姓?ちょっと違うのか。  そうそう、ペンネームと言えば…。タイトルにもある通り、現在俺は売れっ子BL作家として引く手あまたとなっております。これも中学時代にですが、コンテストに応募していた『利き腕を骨折して、オ○ニーがしづらかった頃の話』が入賞。うん。我ながら、ロクでもねぇタイトルだな。まぁ、若気の至りだったってやつで。  それを処女作として(俺自身は処女失ってましたけど)、数多のBL小説を世に知らしめてきました。言った通り、あらゆる出版社から引く手あまたの状態です。  え?別の作品で、高校時代に「作品が入賞しない」ってぼやいてたって?それはきっと、別次元の俺です。今の俺は、たぶん三人目だと思うから…。ちょっと時間空間が複雑に作用しすぎて、作者ですら俺の設定が曖昧になってるんですよ。次頁以降、機会があれば整理します。  「時間」で思い出しましたけど、今回の話は時系列として標準の4年ほど後。つまりは、未来のお話ですね。そのため、叔父の辻村直さんは今年○6歳となっております。繰り返して言います。直さんの年齢は、今年○6歳です。  ところで俺は、今どこで何をしているかって?答えは、新たなBL作品を書き上げて愛用のデ○ズルークスで雪道を駆けておりました。旦那の稼ぎがいいので、もうちょいいい車に乗ろうと思えば乗れるんですけどね。でも、生来の貧乏性でなかなか高級車には手が伸びないって言うか。  実家は病院経営をしていてお金持ちだったけど、同じくみんな貧乏性でしたよ。だからこそ、お金が貯まって行ったと思うんですけど。でもみんな、車にだけはめっちゃ金かけてたなぁ。母親は、ポルシェとか平気で乗り回してましたし。まぁ、いいです。この後すぐに、高級車でなくて良かったと思える出来事がありましたから。  タイトルにもあった通り、雪道でタイヤが滑りガードレールを勢いよくぶっちぎりました。車が天地逆転し、崖から落ちていった所まで覚えています。  これは、間違いなく廃車一直線であろう。廃車の場合でも、自動車保険の車両保険って適用されるんだよね?  …その前に、俺自身がこのままこの世に残り続けて行けるのかどうか…。
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