1話

2/2
前へ
/37ページ
次へ
ルカは人差し指を伸ばし、そのまま下ろした。次の瞬間、執事服が制服である学ランに変わる。…変えたという表現の方が合っているのだろうか。 ル「何見てんだよ、いつもと変わんねぇぞ」 シ「魔法を使える前提なのが、私には想像つかないからいいんだよ」 ル「…そうか」 お察しの通り、ルカは魔法が使える執事だ。 ルカ以外の魔法使いに会ったことがないからもしいたら話してみたい。このことをルカに言ったら機嫌が悪くなってしまったが。解せぬ。 ル「とっとと行くぞ」 シ「はーい。行ってきまーす」 私の執事は口が悪くて不器用で、何やかんやで優しい魔法使いだ。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加