2話

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一条桃。 俳優の父に女優の母、大人気ユーチューバーの兄、成績優秀な弟を持ち、兄の手伝いをしている高校生。 家が近くてよく遊んでたんだけど、桃ちゃんが引っ越してしまったから久々に会った。 …という読者への解説を終えた私は桃ちゃんに抱きついた。 そこの変態って言ったあなた! 奇遇だね、私もそう思ってたよ。 桃「わぁ。…元気にしてた?」 シ「もちろんだよ!桃ちゃんも元気そうで何よりだよ」 桃「そっか、ちなみに何でこんなに早く気付けたの?シアちゃん」 シ「愛ゆえだよ!」 桃「あははっ。なにそれ。バレないと思ったんだけどなぁ」 笑顔で私を○す気か。相変わらず○人的スマイルは切れ味抜群だなっっ!何とも言えぬ可愛いの大渋滞だよまったく。 桃「改めて、よろしくシアちゃん」 シ「うん、またよろしくね」 桃ちゃんと握手して、教室を出る。 …ルカ、待ってくれてるかな。 ル「終わったか?」 シ「あ、そこにいたの。待ってくれてありがと」 ル「別に」 教室の扉の前で待っていたルカ。素直じゃないな。 ル「早く帰るぞ」 シ「はーい」 家までゆっくり歩いて帰った。
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