51人が本棚に入れています
本棚に追加
まとめ 2.食べ物を見直す
脳腸相関 つまり
脳と腸の相互作用の神秘が
次第に明らかになってきた
例えば 長距離走の得意な選手の
大腸菌を調べてみると 彼らは
とある共通の菌を
たくさん持っているという
同様に
優れた音楽家 とか 科学者とか
才能を有する人々の大腸菌を調べ
どんな大腸菌が 脳に
どんな影響を及ぼすか という
研究が進められている
これが解明されれば
未来の人材育成に
大いに役立つだろう
また うつ病等の精神疾患患者の
腸内細菌の偏りについても
様々な研究がある
腸の調子を整えるだけで
心が活性化される(元気になる)
という報告は多い
最近の報道で 気になるのは
以下のような研究である
工場で生産された食品は
完全に殺菌または滅菌されている
そうした無菌状態の食品しか
摂取しない人間は
腸内細菌の種類が 極端に減少し
そうなると
精神的な安定を保ちにくくなるらしい
言い換えるなら
大地で太陽の光を浴びて育った穀物
野菜や果物
工場で加工されていない 肉や魚は
自然界に存在する
多種多様な細菌を保有している
そうした多様な菌類を 食料として
常に 体に取り込むことこそ
心身の健康バランスを保つ上で
重要なのだ という見方である
そうした観点から
大自然の恵みだけを摂取している
未開の土地の民族の大腸菌に
今 注目が集まっている
先進国では既に絶滅してしまった
貴重な大腸菌を持つ人々から
便を採取し
貴重な大腸菌を 保護・保存する
という活動が始められているのだ
加工肉や食品添加物の過剰摂取は
様々な病気の原因にもなっている
心身の幸せを 求めるなら
できるだけ工場を通過していない
素材 そのものを
料理して食べることだ
100% とは 言わない
せめて 一日の食事の大半は
工場を通過した食品ではなく
食材そのものを 食べよう
脳も 筋肉も すべて
食べた素材で 作られる
最初のコメントを投稿しよう!