3 魔法とギフト

1/2
前へ
/319ページ
次へ

3 魔法とギフト

 この世界には魔法があり4つの『属性』があって、『火、水、風、土』といった自然界のエネルギーに纏わるものと、『光、闇』という無属性として分類されるモノがある。  貴族だろうが平民だろうが関係なく人には何らかの魔力があり、魔力量によっては魔法を扱う魔法使いと呼ばれる職業を選択できる。  小さな火を起こしたり、水を滴らせたり、そよ風を起こしたりといったモノは練習次第で誰でも使えるものにはなるが、そもそも生活面で使うことが多く生活魔法と呼ばれていて誰でも使いこなせると言っても良いくらいのモノだが無属性に関しては余り知られていない。  それは王侯貴族に多く現れる事が多いからだと言われている。  そして魔法とは別に創世神に『ギフト』と呼ばれる祝福を与えられた者が偶に生まれる。  『ギフト』は、成人後に現れることが多く、魔法とは全く違っていて受け取る人によって様々なものがあり、本人の資質のようなものが多い。  それこそ人の数程あるので把握できないことが多いのが実情であり、内容は『目が良い』『よく聴こえる』『力が強い』といった単純明快なものが多く、もっぱら成人の儀を迎えた時に教会の神父から資質のある者がいた場合に明確に分かる。  
/319ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加