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私はスマホをテーブルの上に放り投げた。
どうせ碌でもない電話でしょ…。
そう思い、立ち上がって窓の外を見た。
雪は街を覆い隠す様に降り積もり、辺りを真っ白な世界に染めていた。
スマホが振動する。
テーブルの上のスマホを見るとやっぱり亜佳里からで、今度はメッセージが入っていた。
私はそのメッセージを開いた。
「先週は結婚式に出席してくれてありがとう」
続けてメッセージが来る。
「式で主人の友達があなたの事見て、どうしても会いたいって言ってるみたいなのよ」
え…。
またメッセージが来る。
「それで、急なんだけど、明日家でパーティやるから来ない」
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