冷たい女神たち<アグネス編> file-NO.2

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821b51cb-b033-4bb8-9324-6dcd455ab1e2 ――その問いに答えるように、デッドボディはアグネスに近づき続ける。その生命が、絶えているのにも関わらず。彼の汚れた魂は、冷たい女神の心を、ずっと求めている。彼は町一番のワルで、数十ドルと引き換えに、笑って火薬を撃ちまくる男だった。因果応報により町の屑どもに消され、青い湖面に浮かんで、体に空いた数発の穴から水面に陽光を透かすばかりだったが、アグネスをただ愛していた。その愚か者は、ただアグネスを愛していた。それはそれは、深く。それはそれは、――永遠に。 <アグネス編 ――了――>
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