すずなりたま ぎゃらりい

ひな祭りSS名刺

本日は雛祭りということで、亜衣乃ちゃん視点のSS名刺を書いてみました。
特にオチはないんですけど、亜衣乃ちゃん良かったねぇっていう話です。

雛人形とか初節句で買うものなんですけど、亜衣乃ちゃんは自分用の雛人形は買って貰えなかったようです。多分生まれたときに色々ゴタゴタしてて雛人形を買うどころじゃなかったのでしょうね。

母親は産んですぐ育児を母に任せきり、亜衣乃ちゃんの祖父母は頼りになる長男を勘当してしまったので頼ることもできず。（そもそも頼ろうとも思っていなかった）
霧咲さんはあまり妹のことに関心がないので、子ども時代もひな祭りは『女の子の行事だから』とマジで無関心でした。
そして5歳からしか亜衣乃ちゃんの面倒を見ていないので、節句のことはすっぽり頭から抜けてたのかもしれません。

榛名くんはお姉ちゃんがいるので毎年節句はご馳走にあやかれるのでラッキー、くらいの行事で、いざ自分がしようと思ったら何を買っていいのか分からず、とりあえずケーキを買ったという。笑

それでも女の子の行事だから亜衣乃ちゃんのために何かしてあげたいな、と思って行動しているので、亜衣乃ちゃんは榛名くんのその気持ちだけでもう十分嬉しい、というお話でした。

きっと霧咲さんは帰ってきて「このケーキは何だい、何かお祝いごと？」と聞いて亜衣乃ちゃんの節句を一度も祝ったことがない、ということが榛名くんにバレてすんげぇ怒られるんじゃないかという気がします。笑

次の年からはきちんと雛人形も飾って、ケーキじゃなくてひなあられとちらし寿司を用意する榛名くんと霧咲さんなのでした。（でも亜衣乃ちゃんには今年もケーキが良かったなー、と言われるオチ）

そしてこのSS名刺、亜衣乃ちゃんの名前を誤字ってます。作者なのにホントに申し訳ないっす。