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2.黄鶯見睆 (こうおうけんかんす)
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わたし:黄鶯見睆(こうおうけんかんす)とは、ウグイスが鳴き始めるという意味だそうです。
なぎさ:鳴くって意味の漢字は入ってないような。
わたし:「睆」は「まるまるとした大きな目玉。また、目が飛び出たさま」だそうで、「睍睆(けんかん)」で、鳥の声が清らかなさまをいうらしいです。
なぎさ:目玉だらけとしか思えないけど。
鳴き声の主訪ねて目を凝らし
わたし:季語はないけど、ウグイスの鳴き声だと共通理解があるから、春の句だよね。
足立区の大谷田公園の梅園に行って来ました。亀戸天神社の梅に魅せられたってところです。
なぎさ:白梅がきれいだね。
わたし:紅梅もきれいでしたよ。咲いてる木は少なくてこれからでしょうけど。
なぎさ:あたしは紅梅の方が好きかな。わかりやすいもの。
白梅に紅梅の香り重ねたり
わたし:自己主張が強いんだ。
紅梅の染し空から白き梅
なぎさ:香りと言えば蠟梅だよね。あった?
わたし:こんな感じで、よく咲いてました。よれっとなってたり、黒ずんでるのが多かったんですが、冬の季語みたいだから早いんでしょうね。
なぎさ:そういう頽廃的なところがいいんじゃない。
蠟梅の冬の挽歌は控えめに
わたし:葬列で地味な様子だけど、香水がぷんぷんしてるってことか。
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