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なぎさ:これからどうして行くつもり?
わたし:俳句ですか?
春の陽に君を迎えし駅は今
自転車でいろんな所へ行って、写真や動画を撮って、俳句を詠むというスタイルは変わらないと思います。それが楽しいですし、インスタやYouTubeで発表するのに合ってるでしょう。でも、画像に「着いた俳句」じゃなく、もうちょっと「離れた俳句」でもいいと思ってます。あ、この写真は東武の亀戸駅です。
なぎさ:離れてないじゃん。ベタじゃん。
どら焼きを半分こして散歩しよ
わたし:連想がわかるのがいいかも。季語にも拘らなくていいと思うんですよね。詩的であれば。あ、亀戸香取神社です。
なぎさ:昔の少女マンガみたいなのが詩的なわけないじゃん。せっかくYouTubeは女の子の声なんだから、もっとあざとく活かせばいいんじゃない。
わたし:今でも女の子っぽいのがやりすぎてないか気にしてるんですけど。これも亀戸香取神社です。
春の風色変わりたる石畳
なぎさ:色が変わったのが春の風なのか、石畳なのか、両方のようなのもいいのかもね。
わたし:鶴見線の国道駅です。廃墟みたいな感じで、有名みたいですね。写真撮ってる人が多かったです。
なぎさ:なんかすごいね。想像力をかき立てられる。
国電の国道駅の春の娼婦
わたし:鶴見線の3つある終点の1つの扇町駅です。この後の2枚も同じです。
なぎさ:夕焼けがいいよね。
わたし:朝から出かけて、いろいろ回って写真撮って、日が暮れて、満足してるところです。
なぎさ:無機的な電線や煙突も夕陽を浴びると、叙情的になるってことか。
わたし:手動の転轍機ってめずらしいかもと思って撮りました。これが最後の写真です。
なぎさ:なんか象徴的なような。
春に逢い春を前に別れゆく
わたし:どうしても別れにしたいみたいだな。……ご愛読ありがとうございました。
なぎさ:またお会いしましょう!
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