0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
下校
ホームルームが終わって、掃除当番が掃除を始める。
自分は帰るので、ランドセルを背負って廊下へ出て手洗い場の前を通った。
タケシは、手洗い場の掃除当番なのだが廊下をビショビショにしてふざけていた。
「あ、タケルだ!」
タケルはさっきまで、やめてと言おうと決心していたはずなのだが、反射的に振り向いて逃げようとしてしまった。
その時、かかとが滑って転んでしまい頭を強打してしまった。
飛んでいく自分の眼鏡と驚いた顔の逆さまのタケシを見た後、世界は真っ暗になってしまった。
タケルは気を失い、救急車を呼ぶ騒ぎになってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!