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一週間後── 「あンっ椿っ」 「また、締まりましたよ……気持ちいい?」 「椿の、きてるっあっ!」 項を噛まれるその痛みをできれば全く感じないようにと、由紀乃の快楽を継続さていたが、そろそろ私が限界だ……項に歯を立てたくて仕方がない。 背面座位で由紀乃を揺さぶりながら乱れた黒髪をかきあげ、汗の滲んだ項を露にする。 「由紀乃、噛んでいいですか?」 この日まで毎日甘噛んできたその場所をぺろりと舐める。 「噛んで!椿の番にして!」 自ら私の舌に項を擦り付ける由紀乃の顎を固定し狙いを定め、思い切り由紀乃の項に歯を立て、噛みつく。 「あっ……あっ……」 由紀乃の体温が上昇し、フェロモンがこれまで以上に強く濃くなり私を包む。高鳴る二人の鼓動はピタリと重なり、合わせた肌から溶け合うような不思議な感覚。 私の愛する番 あなたなしでは生きて行けない。 由紀乃を貫くものがズクリズクリと嵩を増し、それを包む壁が搾り取るようにうねり絡み付く。 子宮に向けてドクドクと流れる精液は、これまでの非にならないほど多く、由紀乃の腹を微かに膨らませた。ヒートが一旦収まり、その腹に気が付いた由紀乃は「椿くんのいっぱい、嬉しい」と花が綻ぶように微笑んだ。
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