札幌にて 4

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札幌にて 4

 その後、Burnと私は札幌に戻った。  東北の建築会社の社長には、夫がケガをしたため当分そちらへ行けないけれど、よろしく頼む旨、電話で伝え、私は仕事に復帰した。  Burnは、顔にヤケドの痕があるので人目につかない倉庫番の仕事を見つけ、私の夫、浩哉として、働き始めた。  東北の新築住宅は何の問題もなく無事完成した。  建築会社の社長に、自分は今しばらく現在の職場を離れることが難しいため、新築住宅を賃貸したいと依頼したところ、社長の息子夫婦が入居してくれることとなった。    
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