終章 きっとうまく行く

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「覚えてないのかよ…」 テーブルからキリーの呻きが聞こえる その現場に居なかったアメリアと眠らされていたウインディは勿論知る由もないのだが 「は?このジュリアン様が犯罪に手を貸すワケないでしょ?あんた達じゃあるまいし…」 フンスと音が聞こえてきそうな勢いでジュリアンが胸を張る 「それは私も同じ意見かな…」 …アメリアと言いジュリアンと言い…都合の悪い記憶は改竄するタイプだったよな… ブレンはそう思い直したが、口では2人に敵わないので黙っていた 「あいつらウインディさん攫ってどうするつもりだったんだ?やたらと乙女とか純潔に拘ってたけど」 漸くリメル前王妃の圧から立ち直ったのか、キリーが疑問を口にする 「あんたね…」 「そうだ!あたしはあのキモい烏賊頭に舐め回すみたいに見られたんだから知る権利があるぞ?」 おまけに子供扱いしやがって…とその時の事を思い出してジュリアンが憤る 已む無くアメリアが説明してやる 邪神復活の生贄にされかけてたのだと 「でもウインディさん一人で済むような召喚なのか?一応神様なんだろ、喚び出したかったの」 「そんなの私が知る訳ないでしょ」 ですよね…アメリアのにべもない否定に4人は項垂れた でも生贄は数が多ければ多いだけ成功しそうではあるけど、そう美少女魔術師は締め括った
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