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ミカの姿も、見る見るうちに小さくなって、やがて朝の雲の中へと吸いこまれていった。
パパが、くたくたと地面にくずおれる。
ママが車のドアを開けて、外に出てきた。
大きく深呼吸して、パパに歩み寄る。
肩を優しくたたいてしゃがみこんだママは、パパとハグした。
「来て、虹菜も一緒に」とママが言う。
いや、それはちょっとゴメン……。
ワタシのミカ推しも、これで終わりだ。
ていうか、カミ推し? マオウ推し?
それって、そもそも何だったのかなあ。
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