『七不思議』と『幽霊』

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(2) 午後三時。 僕は康介の家にいた。 先生達からは、真っすぐ家に帰るようにと言われていたが、どうせ家に帰っても誰もいない。 それは康介も同じで、康介の母さんがパートから帰ってくる午後五時半まで、僕は康介の家にいることにした。 「七不思議を途中で止めるのは無理なのかな」 僕がそう問うと、康介は唸った。 やがて空は橙色へと染まり、 僕は自分の家に帰ることにした。
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