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「つーかここ、俺らのクラスなんだけど!?なんて場所で一世一代の告白かましてんだ(いつき)!もっとムーディーな場所を選べよ!」 「ムーディーってどこだよ?」 「外のウサギ小屋とかは?」 「いや、人目のある場所はやめとけって話で……」 「しかしながら今は他の先生も子供達もホールで体操中だ。いいシチュエーションといえばいい」 「僕らもう邪魔じゃない?」 続けざまに萌香(もえか)の腰に手を当てた(いつき)に、萌香(もえか)は戸惑ったようにドギマギしている。 「そんな......大切なお話……今?」 「恋人同士じゃもう我慢できないんだっ。君と結婚したい。俺の告白……受け止めてほしい!」 「だから!場所を選べって話だよ!萌香(もえか)だってボソッと『今?』って言っただろうが!」 「もう邪魔をするな岳人(がくと)。真っ直ぐな告白じゃないか。その意気や良し。ならば見届けるが正義だ」 「正義かな?」 わめく3人が気になりつつも、萌香(もえか)はやがて愛おしそうに(いつき)を見上げ、大きく頷いた。
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