真なる妃と呼ばれた少女

ある日、突然突きつけられた夫からの離縁宣告。え、子ども? 手切れ金?? そういう問題では……。城を出た年若い妃の運命は。

汐の音

10分 (5,495文字)
5500字弱の短編です。流転する運命の先にある、少女の行く末をお見守りください!

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あらすじ

「レアノーラ。離縁しよう。明日までに城を出てほしい」 「えっ」  青天の霹靂。  たったそれだけで言い表せるほどの簡潔さでその人は|宣《のたま》った。いちおう、三年ものあいだ連れ添った相手だった。

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