プロローグ

1/1
前へ
/40ページ
次へ

プロローグ

「もしかして。僕が本気で君に求婚したと思ったの?」 「え」 あなたは笑みを湛え首をかしげて私を見た。 「それはあり得ないから。君は金だけ受け取って僕の指示に従えばいい。では」 そう言ってあなたは部屋を後にした。 遠くなる靴音は空っぽの私に大きく響いていた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3693人が本棚に入れています
本棚に追加